私も園長ですから、２ニャンにそろそろ教育を施さないとと
職業魂が騒ぎはじめました。
今日は知的学習で、課題は
「水入れの中に偶然落ちた餌を、誰がどうやってゲットするか」でした。
もちろん最初に挑戦したのは「ジョナス」でした。
考えるより体当たりの彼のやったことは、ひたすら、「ヘロヘロ」水を飲み続けたのでした。
「ハ～ァ！ケットシーお手本見せたり～！」との私の声が聞こえたのか
水入れをのぞき、なんと、ケットシーも「ヘロヘロ」飲み始めました。
「ケットシーよく考えて・・・・！」
私の指示にも反応せず飲み続けていました。
「あかんわ！この子たち」と教育者の情熱は、す～っと覚めてしまいました。
ところが「ジョナス」が水の中に手を入れ、餌を取ろうとして
濡れた手をあわてて振り払いました。
「ケットシー」も同じように手を入れて、つかもうとするのに
つかめず、手が濡れてあわてて毛づくろいを始めました。
２ニャンは何回も何回も交代してトライしましたが、「だめでした！」
それどころか、毛づくろいをいているうちに、何をしていたか忘れてしまった2ニャンでした。
「お疲れ様でした。ネコは1歳までに脳の発達が終わるんだから、
工夫し考えようね。まだ時間があるから大丈夫だからね。」
園長の温かいまなざしが戻ってきました。
