ゆり組のお泊まり保育は、日頃幼稚園では見ることが出来ない感動がたくさんありました。
あの日、家に帰ってお泊まり保育の感動が吹っ飛ぶような事件がありました。
写真の出来上がりを待ち、写真見ながら思い出に浸りたい!と意気込み帰宅しましたが、
いつも、私の帰りを待って玄関で出迎えてくれるはずの愛猫が出てこなかったのです。
家中探してもどこにもいません。
部屋は荒らされていましたから、いたことは確か!
トイレの様子を確かめると、まだトイレの砂が固まってないから…。
現場検証の結果、、脱出したとしても時間がたってないこと判明しました。
とすると、脱出経路が気になります。
なんと、トイレのノブを開けて、網戸を開けて脱出したようです。
幼稚園では何度か脱出していますが、
自宅付近は野良猫がいて厳戒態勢をしていますから、脱出したことがありません。
一瞬に疲れが吹っ飛びました。
私は脱走犯探しを始めました。
しばらくすると、
遠くに猫が威嚇し、大きな唸り声をあげているのが聞こえました。
2匹の猫がにらみ合いのケンカをしていました。
よ~くみるとその1匹はバシューでした。
私が近付くと、もう一方の野良ネコはジャンプして素早く逃げて行きました。
しかしバシューは声は上げても所詮「家猫ですから」
飼い主になんなくご用となりました。
無事に捕獲して、私は疲れた体にムチ打ちながら
脱走犯のシャンプー、ブラッシングをしました。
脱走犯こと本名『バシュー』は現在反省中なのか、
それとも、私と同じように昨日の思い出に浸っているのか、外を眺めうつらうつらしています。