教師冥利!

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今日Mちゃんと感動の再会がありました。


Mちゃんは今から17年前、彼女が3歳(年少組)のときに教えた女の子です。

私は馬場幼稚園に来る前に、D幼稚園に一年だけ勤めていました。




D幼稚園の一年は、私の30年近い保育者生活の中も忘れることができない大切な思い出です。


そのクラスは始園の時は12名でしたが、毎月入園希望があり

どんどん子どもが増え、20人ぐらいの子どもたちを担任しました。


その頃の私は若く意欲いっぱいでしたから、子ども達と本当に良く遊びました。

子ども達との思い出が、17年たった今も鮮明に残っています。



驚いたことに、Mちゃんも3歳の記憶を今も鮮明に覚えていたのです。


厚生年金会館の野外ステージで遊んだこと、

突風の吹く日に、お庭で傘のお家を造り3匹の子豚ごっこをしたこと、

テニスコートのお庭に降った新雪の上でみんなで寝たこと、

雪の上にやかんに絵の具を入れて、特大の絵を描いたこと。

子ども達の輝く笑顔と、楽しい経験が次から次に蘇ります。


私はD幼稚園は1年でその後馬場幼稚園にきましたから、

Mちゃんとは1年でお別れしその後会うはありませんでした。



そのMちゃんが今、保育者になるために東京の大学で勉強していたそうです。

来年教育実習をするため、幼い日の楽しかった保育を思い私を訪ねて来たと話してくれました。


教え子と17ぶりの再会です。

Mちゃんは綺麗なお嬢さんに成長していました。


話をすると17年前にタイムスリップし多様でしたが、

今取り組んでいる卒論の話をしている時のMちゃんは

しっかり自分の研究を話してくれ、話を聞きながら本当に嬉しくなりました。




話をしながら教え子に

「先生老いたね!」と思われないようにと思うと背筋がピンと伸びました。


何時になっても、子どもの夢を受けとめられるように頑張らなくっちゃ!。



引出しの中から17年前の子どもたちの写真と、

D幼稚園を退職した日に、涙で子どもたちとお別れした思い出の写真が出てきました


「保育者をしていてよかった!」