お盆休みの真っただ中、金沢は新幹線が開通して初めてのお盆帰省客を迎え、どこも人で混雑しています。
幼稚園の近くの東山茶屋街は観光客で溢れ、橋場町のバス停は今まで見たこともない長い列が続いています。
久しぶりのお休みですから、私も孫のお相手をしてあげようとお盆の混雑も考えず出かけました。
乗り物好きの孫と一緒にバスで、金沢駅に行きバスで帰るということを考えていましたが
時間がなくて今まで実行できませんでしたので、この休みにと思いました。
ほとんどバスに乗ることのない私は、バスのことが分からず少々不安な企画で。
バス停でバスを待っているときも、いつ来るのかと不安になりました。
しかし、流石にJR、時間通り到着しました。
バスに乗った孫も私も宇宙人のように,車内ではきょろきょろしていました。
「東山茶屋街!」というアナウンスでバス停に泊まると、バスに乗り切れない人たちが行列をついていました。
次々と乗車し、満員でバスは発車しました。
「えっ!なんでそんな遠回りするの?」
「でも乗ってしまったんだから仕方ないか・・・・。」と覚悟を決めました
「どうせ、先を急ぐ旅でもないし・・・・・・。」
人ごみの中で不安そうにしていた孫も、一生懸命外を眺めているうちに眠ってしまい、
私は観光客と同じように、バスから金沢の街並みを眺めていました。
観光地を周遊して金沢駅に着くと、駅はまたまた人が溢れていました。
百番街では孫のお気に入りのジュースを飲んで、孫の好きなように店内を散策し、
また同じ路線のバスに乗りました。
運賃は210円でした。
「わっ!安い!」、驚きでした。
日ごろ時間に追われる生活をしている私は、時間に縛られない、安くて楽しい、
こんな過ごし方ができ、孫もりだからこそと思いました。
孫守りは自分の子育てでは体験できない優雅な時間を与えてくれることを実感しました。
でも孫は帰りのバスの中でも気持ちよさそうに半分は眠っていました。
無駄のような時間を付き合うことができるのも、年輪でしょうか?