竹の子掘りと挑戦の日

ゆり組さんが、春の楽しみ「竹の子掘り」に出かけました。
今年は“表年”。たくさん採れるかな、と胸を弾ませながら山へ向かいました。

谷内さんのお家の山に着くと、あちらこちらに竹の子が顔をのぞかせています。
「ここにもある!」「あっちにも!」と、まるで宝探しのよう。 見つけた場所で、さっそく掘り始めます。けれど竹の子はなかなかの頑固者。

硬い土に苦戦しながらも、おじいちゃんに鍬で手伝ってもらい、最後は子どもたちの出番です。前へ、後ろへ、グラグラ…「うんとこしょ!」と力を合わせて抜き上げると——  スポン!

その瞬間の、ぱっと明るくなる表情。

自分の手で掘り上げた喜びが、全身に広がっているようでした。

竹の子掘りのあとは、ちょっとした冒険。今度は崖を下りて、崖登りに挑戦です。

手と足をいっぱいに使って踏ん張りますが、思うようにいかず、何度もツルッと滑り落ちてしまいます。それでも諦めません。何度も、何度も挑戦して——やっと登りきったその時の、にんまりとした笑顔。「できた!」という満足感が、静かにあふれていました。

土の感触、竹の子の重み、体いっぱいで感じた春の山。そして、自分でやり遂げたという確かな手応え。ゆり組さんの心にも、ぐんと大きな“成長の芽”が顔を出した一日でした。

帰り道は軽やかな足取りでした。