水がつなぐ子どもの遊び

昨年から進めてきた井戸工事と庭の整備が、ついに完成しました。

65メートル掘り進めた井戸からは、きれいな水が出ると聞いてはいたものの、実際に目にするまではどこか半信半疑。けれど、カランをひねると――勢いよく水があふれ出し、その瞬間、思わず「わあ…」と声がこぼれました。

園庭にはガチャポンプが据えられ、築山のふもとには小さな川と池。ポンプでくみ上げた水が流れ、やがて池にたまっていく仕組みです。これから芝生を育てる築山は、しばらくの間、養生のため柵で囲われますが、その横で水の流れはすでに小さな物語をつくり始めています。

 

工事の方から先生たちが使い方を教わっていると、ふらりと現れたのは卒園生。2年生になった報告に来てくれました。「やっていい?」その一言で、ポンプの初仕事は卒園生に任せることに。二人で力を合わせて取っ手を上下に動かすと、ゴボッ、ゴボッ…そして、勢いよく水があふれ出しました。その瞬間、まわりにいた先生たちから歓声が上がり、子どもたちのような笑顔が広がります。

これからは芝生の水やり、川や池の手入れと、先生たちの仕事も少し増えそうです。けれど、子どもたちの驚きや喜びの声が、そのひとつひとつを支えてくれることでしょう。さて、この新しい水のある園庭で、子どもたちはどんな遊びを見つけていくのでしょうか。園長はしばらく、観察に忙しくなりそうです。