ゆり組が卯辰山へ出かけました。
卯辰山は、園長にとっては子どもの頃から慣れ親しんだ“心のグランド”のような場所です。卯辰山工房までバナナ号で向かい、そこから四百年の森へ。歩き始めると、すぐに子どもたちの冒険が始まります。






急な崖を登ったり、駆け下りたり。最初は少し戸惑っていた子も、何度も挑戦するうちに、顔つきが変わっていきます。やがて、落ち葉のふかふかの布団に向かって思い切りジャンプ。
「もう一回!」「トライ、トライ!」
仲間がいるからこそ、一歩踏み出せる。そんな姿があちらこちらで見られました。



途中、陶器を焼く窯の煙突を見つけると、子どもたちの想像の世界が広がります。「オオカミが来たらどうする?」「子ぶたがお湯を沸かしてるかも!」

少しドキドキしながらも、「山姥はいないの?」と聞かれると、「よし、みんなで戦おう!」と園長も気合いを入れて出発。怖さも楽しさに変えてしまうのが、子どもたちの力です。






四百年の森では、先生が鬼になって鬼ごっこ。広い自然の中では、子どもたちはどこまでも走り続け、先生たちはついに捕まえられず、すっかりクタクタでした。






ふと足元を見ると、たんぽぽが咲いていました。女の子は花冠や指輪を作り、男の子は大きな石に登ったり、土筆を見つけてはスギナで草相撲。同じ場所にいながら、走る時間と、ゆっくり過ごす時間。どちらも子どもたちにとって大切な時間です。


自然の中には、遊びも、学びも、物語も尽きることがありません。そして何より、子どもたちの「やってみたい」が、心と体を大きく育てていくのだと感じた一日でした。