楽しかった馬場ホテル

ゆり組のお泊り保育の準備が始まりました。最近はお泊り保育に行きたくない子どもが増えてきているので、『お泊り』という言葉を先に出さず、子ども達のペースで泊まる流れができるように準備をしています。

今のところの話し合いでは

「楽しいことをみんなでしたい」「電車や、バスに乗っていきたい」「温泉に入りたい」「ホテルに泊まりたい」「バーベキューをしたい」「花火をしたい」「枕投げをしたい」ということがでたので、沢山楽しい事をしようと準備をしています。そのために持っていくものを考えています。

 

大きなカバンやリュックを持ってきました。中から入っているものを全部出して並べてみました。入っていた物の量はバラバラで、何処に何が入っているのか分からない荷物もありました。(困っているけど、どうするか見ていこうと思います)

 

『ながれぼしノート』のリストに合わせ、持ってきたものを確認しました。確認して荷物を片付け始めると、カバンの中にぐちゃぐちゃに詰め込み始めました。リュックは入れ口が小さくて重ねて入れるので、扱いにくいのかもしれません。(ぐちゃぐちゃはお泊りで見られる光景です。子どもがやろうとするところを待ちながら、整理の仕方も体験させたいと思います。)

 

さぁ、馬場ホテルまで楽しいの旅に出発です。最初に電車に乗りました。(子どもの乗っているのは汽車の遊具ですが、子ども達には何でも見立てることができます)

 

電車から降りて山登りです。登って川を渡ります。

 

川に落ちないように飛び石を渡って、トンネルをくぐって、海を泳ぎます。険しいコースを荷物を持って進みます。

蓋の閉まらないカバンから荷物が散乱しています。(子どもが体験したことをお家の人に伝え、一緒に考えることができると良いなぁと思います。)

 

馬場ホテルに着きました。疲れたので洋服の上からパジャマをきて、お泊りモードです。

 

お部屋を暗くして『おやすみなさい』とお休みスタイルになりました。(お泊りで不安にならないように友達とお昼寝体験をしています。所要時間10分ですが......。)起きて顔洗いをすると、タオルがないので馬場ホテルのペーパータオルで拭いていました。(今度タオルが荷物に追加するといいなぁと思って見ています)

 

帰りは汽車(じゃんけん汽車ポッポ)に乗って帰ります。子ども達の感想は『馬場ホテル楽しかった!』『もう一回いきたい!』でした。(仕掛け大成功。園長にんまりです。)

 

お泊り保育の当日が大事なのではなく、毎日の生活の中で自分のことが少しずつ自分でできるようにと願い、困ったときには先生や友達に助けてもらうことができるように毎日少しずつお楽しみを仕掛けています。

(以前この遊びをブログで見た保護者が、荷物をもって山歩きをすると思われたようで、大きなカバンをやめて、小さいリュックに荷物をギュウギュウに詰め込んで持って来たので、子どもはリュックを開いても欲しいものが分からず、毎回入っているものを全部出して探す場面がありました。当日、荷物はバスで運びます。今は楽しいごっこ遊びです)