ゆり組の森のようちえんはザリガニ釣りをしました。アイスブレイクでザリガニについて考え、ザリガニポーズで遊びました。



ザリガニがエサを食べるポーズ




怒ったポーズ


逃げるポーズ
ザリガニがご飯を食べるとき、怒ったとき、逃げるときのポーズを再現してみました。






アメリカザリガニは一度に数百匹の卵を産み、池の中でヤゴを食べたり、オタマジャクシを食べたりするので、ゆり組がヤゴを守るために立ち上がり「ザリガニ釣りに挑戦」する事をみんなに話しました。以前は幼稚園でアメリカザリガニを飼育していた事もあり、子どもたちはヒーロー気分でザリガニ釣りに挑戦しましたが、今はザリガニを見た事もなく子ども達にはちょっと怖い存在のようです。
(ため池に住むザリガニが水生昆虫や魚類を食べるために、多くの生物に影響を及ぼしたり、生物の絶滅の一因となっている事を感ずる事が難しかったように思いました)






幼稚園の桜の木の枝に凧糸をつけ、クリップをつけて釣竿を作りました。子ども達は凧糸の長さをあまり気にしていないようで、友だちと交代に糸を切っていましたが長さはバラバラでした。


バケツの中で釣りを試していました。


餌として、家からキャベツ、トマト、コーン、にんじん、玉ねぎ、さきイカ、煮干し、ウインナーなど持って来ていました。 ザリガニは雑食性で、藻類、水草、小魚、オタマジャクシ、昆虫、動物の死骸など、様々なものを食べるそうです。幼稚園では子どもの意見を参考にしてスルメイカ、煮干しを用意しました。(雑食のザリガニだから、子どもの持って来たものは食べるだろうと、エサのことはお家の人と話し合ってくるようにしました)
子ども達はエサを食べなくても、まったく気にせずそのままで池に糸を垂らしていたので、「私はスルメイカで一匹釣れたよ。エサ変えてみたら」と伝えましたが、誰も反応して取り換えることがありませんでした(自分の持ってきたものに拘っているように感じました)







「つれた!」の声に、ほかの子が同じ場所に糸を垂らすので糸が絡み合う場面が見られました。(おんなじところで取りたい気持ちはわかるけど、トラブルんだよね)
子ども達は転々と移動しているので、ザリガニが食いつくどころではないようでした(ザリガニ釣りを楽しむより、友達が釣ったことがきになって落ち着かない子どもの心が気になりました))




ザリガニは15匹ほど釣れました。子ども達の持ってきた野菜では釣れませんでした(沢山の釣り人が来ているので、ザリガニも飽食になっているのかも知れないと思いました)
アメリカザリガニは川や沼や池をはじめ、農業水路や水田、ため池に生息して繁殖しているそうです。雑食性なので落ち葉や藻、水草などの植物や水生昆虫、オタマジャクシ、魚などを食べているそうです。身近なアメリカザリガニですが、特定外来種生物なので希少な生き物を減らし生態系被害を及ぶすために『捨てない』『拡げない』そこらへんには捨ててはいけないことを、ザリガニ釣りをしながら子どもたちに伝えていきたいと思います。(釣ったザリガニは子ども達と話し合い持ち帰りませんでした)
おまけ


広場の梅の木にたくさん梅の実がなっているのを見つけ、みんなでとることにしました。キーさんが木に上って梅の実を落としてくれました。(まさにはなさかじいさん(失礼)の光景でした。子ども達は緑の帽子で落ちてくる梅の実をうけていました。
(この方が生き生きしていましたが、楽しかったことを聞くとザリガニ釣りと言ってくれたのでホッとしている園長です)



大量の収穫でした。(幼稚園で梅ジュースを作る予定です)