味噌づくり(年中組)

幼稚園では年中組さんが味噌づくりをしています。3日目は最初に麹と塩を混ぜる作業ですが、グループでどのように塩を麹の袋に入れるか、子どもの姿を観察しました。

麴の袋に塩を入れるためには、麹の袋を持って口を開けなければ塩が入らないので、友達と協力が必要ですが…。

 

どのグループも「持って!」とか「手伝って」という言葉はありませんでしたが、なんとなしに手伝っているところがありました。中には袋を持っても塩を入れやすいように手伝って貰えず、塩を机の上にこぼしてしまうグループもありました。

 

昨日水に入れた豆を柔らかく煮て、キッチンの先生がみんなに食べさせてくれました。

 

豆を口に入れた子どもは「おいしい」「やわらかい」「納豆みたい」「あんこみたい」

様々な感想でした。

 

豆をいろんな方法でつぶし始めると

 

足で踏み始めると、あっという間にお友達に広がり、あちこちで足踏みが始まりました。そのうちに頭で潰すつもりがお休みモードになりました。

 

潰れた豆を袋から出すのに四苦八苦、友達の様子を見ながら、恐る恐る袋に手を入れてかきだしていましたが、袋を絞り出したり、袋を裏返したり、子どもはいろんな知恵を出していました。

 

最後のおだんご作りは、砂場で遊んでいる感覚でボールいっぱいのお団子を作りあげていました。上手くいかなかったのは、空気を抜くために、ボールの中にお団子を投げつけるのですが、初めての経験なので、投げると桶からはみ出てしまうので、投げるというより置くという感じでした。

空気抜きにはなっていませんでしたが、子どものやる気優先で見守りました。

 

子供は体験していないことに緊張したり、躊躇したりしていますが、味噌づくり体験は

自分たちで栽培し、収穫した豆の変化を身近に知る機会となったと思います。

体験の幅を広げることで生活力をつけているように思います。

 

おいしいみそ汁が給食に出る日を楽しみに待ちたいと思います。