味噌作りの学び

幼稚園では給食のお味噌をすみれ組が作っています。

寒さが厳しい時がいいので準備していましたが、なかなかみんなが揃わず延び延びになっていた味噌づくりを3日間かけて作ります。

 

1日目は大豆洗い

 

グループ分かれて大きなボールの大豆を洗います。一つのグループは先生の掛け声で一列に並んで大豆を洗っていました。

 

もう一つのグループは子どもたちがボールに一斉に手を入れ、体をくっつけぎゅうぎゅうになりながら豆を洗っていました。

しばらく見ていると、その中に入れない子から「見えないよ!」という声が聞こえ、それを聞いた子が「かわってあげるよ」と言って交代しました。

そのグループの子どもたちは保育者の顔色を気にせず、言いたいことを言い、やりたいように行動する姿がみられ、ごちゃごちゃしている中に学び合っていることに気づかされます。

 

豆をもみ洗いして水を流そうとしたら、水と一緒に豆が流れてしまいました、すると、

ボールのヘリで手を添えて水を流す子がいて、周りの子がその様子を見てまねてやろうとしていました。

 

今回の味噌作りは、子どもたちに任せるところは任せ、子どもたちの学びを待ちながら作業を進めようと思います。

ごちゃごちゃした中に子どもたちの話が次々と展開していました。

「豆がお風呂にはいっているよ」「マネの皮がむけた」

こんな時間が大事なんです。(保育者は子どものそばにいるだけ、余計なことは言いません)

 

2日目

キッチンの美由紀先生が洗ってない豆をみせてくれ、昨日洗った桶の蓋を取ると

 

豆が桶いっぱいに膨らんでいました。

 

早速、たくさんの手が桶の中に入って豆を触り始めました。

この手触りが学びなんですよね。(大人の感想の押し売りをしないで、子どもたちの声を聞きました。明日は豆をつぶします。

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