ホタル観賞

 

 「ほたる来い
 あっちの水は苦いぞ こっちの水は甘いよ
 ほたる来い 山道にも来い

 螢のお父さんは金持ちなんだね
 どうりでお尻がピカピカ光っている

 昼間は草の影にいるけれど 夜は提灯のように高いところで光る
 もし昼間に天に向かって飛んだなら 翼黒(ツバメ)にさらわれてしまうから

 ほたる来い
 行灯(あんどん)の光も仲間だと思って こっちへ来い」

昔から歌われた『ほたる』の歌の歌詞を改めて読んでみると感慨深いものがあります

田植えをした田上児童公園は夜になるとゲンジボタルヘイケボタルが幻想的に舞うのが見れるそうです。

 


田植えの折にホタルの幼虫を放流した子どもたちは、今は光っていないホタルを見せてもらい残念そうでした。

 

ホタルが食べるカワニナは綺麗な水の中で育つようです

 

ゲンジボタルヘイケボタルは水中で生活する9か月間は、カワニナ、タニシ、おたまじゃくしの死骸などを食べて生息していて、成虫になるころには口が退化してかろうじて水分を取るくらいしか機能しないようです。そのためほぼ1~2週間の間、水と幼虫時代に蓄えた栄養素のみで繁殖活動を行うと聞きびっくりしました。

 

ホタルが光を放つリズムや飛び方に特徴があるようですが、一般的にはオスのほうが運動し、飛び回りながらメスを探すそうです。そのために発光しているとのお話を聞き入ってしまいました。

ホタルの生息数が年々減少しているのは。環境汚染や自然環境の放置、ホタル観測のマナー問題が挙げられそうです。

 

もう少しで見られなくなるホタル、幻想的な世界をご家族で鑑賞されるのも素敵ですね。その折にはマナーを守ってくださいね。(カメラのフラッシュ、懐中電灯厳禁)