神様の恵みがいっぱい

この季節になると、若いころから幼稚園でよく歌っていた「はたけにおやさい」という讃美歌を思い出します。

1はたけにおやさい たにおこめ きにはくだものみのるあき

2みのりのあきです うれしいな てんのかみさまありがとう

この作詞は「およげ!たいやきくん」で有名な子門真人さんです。 「およげ!たいやきくん」の歌を知らない人が多いかもしれませんが、オリコン歴代シングル売上1位を誇って、売上が453.6万枚に達し、2009年度に日本でもっとも売れたシングル・レコードとしてギネス世界記録にもなっているそうです。

 

幼稚園はこの讃美歌のように、神さまの恵みでいっぱいです。2階の手すりで天日干しをしていた稲の脱穀をはじめました。

牛乳パックに稲を入れ、牛乳パックのふちをふさいで稲を引っ張ると籾がばらばらと落ちます。

 



 

すみれ組さんがやったものには稲がいっぱいついているので、ゆり組さんがもう1回やり直しています。力加減がまだうまくできないのでしばらくみんなで頑張っていこうと思います

 

稲から籾がとれたら、次は籾摺り作業です。幼稚園ではすり鉢にお米を入れて、野球ボールを使って籾摺り作業を行います。

毎日食べているお米がこんな手間暇をかけていることを感じてくれたらいいなと思っています。

でも子どもだけの力では大変です。誰か手伝ってくれないかな❗️

たんぽぽ組(2歳児)のプレーデー

お家の人と一緒に遊ぶプレーデーを行いました。

最初に朝の会をして、礼拝を守りました。

 

二階のホールに移動してマット、鉄棒を使ってサーキット遊びをしました。上って下りて、飛んだり、くぐったり、ぶら下がったり何回も何回も挑戦しました。

 

 

お母さんといっしょにおんぶにだっこ、子どもたちは大喜びですが、お母さんたちはちょっとお疲れ気味でした。

 

最後はみんなで手をつないで一緒に小さく、大きく飛んだり、前に前に出てお友達とぎゅうぎゅうに体がくっつくのを楽しみました。

 

おまけ

お母さんたちと遊んでいるときはニコニコ顔のたんぽぽさんでしたが、お家の人と別れた後、たんぽぽさんの「お母さん!コール」が大変で、他のクラスの先生たちもサポートに入って子どもたちの対応をしました。

乗馬体験

雨天で延期されていた乗馬体験のために、馬事公苑に出かけました。

 

馬に乗る前に、ポニーを見に行くために馬小屋の前を通ると、いろんな馬が顔を出して子どもたちを迎えてくれました。

 

ポニーはおとなしく子どもたちがそばに行っても怖がることがありませんでした。毎年見てきたポニーは見るからに老いを感じますが子ども達を優しく迎えてくれ、子どもたちのほうが最初怖がっていました。挨拶代わりにポニーの体を少し触りました。

 

ドキドキから少し慣れ、顔をなでることができました。

 

次はポニーにブラシを使ってブラシをかける体験をしました。


少しずつポニーと仲良くなって、背中に乗せてもらいましたが、体験の繰り返しで、子どもたちにゆとりを感じました。

ポニーは24歳で人間でいうと80歳ぐらいのお爺さんだそうです。

寝るときはどんな形になるの?

何を食べますか?

耳は何で動くの?

髪は何でふわふわしているの?

子どもたちからいろんな質問が出て、理事長さんが答えてくれました。

 


ポニーに乗ったり、触ったりしていると、子どもたちの緊張がとれ、次は大きな馬に乗ることにしました。名前は『ネロ』と言い、おとなしい馬なので毎年子どもたちを乗せてくれます。私にとっては一年に一回の対面ですから、今年も会えたという感動が湧き上がってきます。

 

今年の子どもたちは馬を怖がることがなく、余裕で馬に乗り手をあげたり、手を振って見せてくれたので、私もよいアングルでシャッターを切るように馬と子どもを追いかけました。

 

これは今の飼い葉おけ 

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馬場幼稚園はクリスマスに生誕劇をしていますが、イエス様が馬小屋で生まれ,飼い葉桶で眠っておられた2000年前の出来ごとを、少しでもイメージできるようにと、馬事公苑に出かけ、馬を見たり、エサをあげたりしたことから、「馬に乗りたい!」ということで、乗馬体験をするようになりました。

 

秋が深まるとそろそろクリスマスが、頭に描かれます。今年はどんなクリスマス祝会をしたら良いのか、園長の頭が始動し始めました。

砂場遊びで

砂場遊びで子どもたちが様々な出会いをしています.

 

高いところから水を流して、水路を作っています。水路の近くにビルが建ちました。

 

小高い山にトンネルを掘ることを話し合い、3方向から穴を掘り始めました。

 

掘っても掘っても穴がつながらず山にうえで掘った長さを調べています

 

手掘りから、雨どいを使って、棒を使って掘り続けました。

 

緑の筒で掘ると反対の穴に振動が伝わりました。

筒に大きな声で叫ぶと、反対の穴に振動が伝わるのを見つけて穴に耳をつけて振動を聞いています

 

そして

最後は3人が穴を手掘りしました。

 

そして、穴の中で3人の手がつながりました。

 

砂場遊びで友達と共感できた瞬間でした。

 

 

 

主体性を育てる遊び

ゆり組の子どもが外で主体的に遊ぶ姿を追っています。土の多く入った砂場に前日からの雨が溜まっていました。登園した子ども達が水の流れる道を作っています。

 

水の溜まった所に木片を入れて浮かぶのを楽しんでいます。木片に木を乗せて浮かせています。

 

水の流れる道に木の枝を入れて、入り口を作っています。

 

水の流れに沿って大きい板も浮いています。

 

色水遊びではすり鉢で花や野菜の皮、葉っぱを擦って色を作っています。色水を移し替えるのにじょうごを使っています。

 

遊び込んだ後、それぞれが片付け始めました。

丁寧に容器を洗っています。花や野菜の皮、葉っぱの残りは明日のために干しておきます。濡れた台のゴミを集め、板を拭いて片付けます。

 

使った容器や道具は明日使えるように仕分けして片付けました。


自分で考えて遊びを楽しんだ子ども達の片付けは見事でした。

今、子どもの遊びを読み取り、環境構成をしながら、子どもの育ちを分析しています。遊びが充実したら、子ども達は大事な遊び道具を丁寧に扱い、気持ちの良い片付けをすることを目のあたりにしています。遊び終えた満足度が片付けに現れているようです。

 

幼い頃から遊び込んだ後、片付けが気持ち良いと体験できること大切にしたいと思います。

さようならバナナ号

2代目のバナナ号とお別れすることになりました。購入した17年前は黄色のバスは珍しく、その上横文字で、BABAKINDERGARTENと書かれたバスは目新しく、走っていると他の車からじっと見つめる視線を感じました。

17年の歴史を刻んだバナナ号2代目はその任を終え、3代目と交代することになり、子ども達がお別れしました。

毎日の送迎は勿論、園外保育で色んなところに出かけました。

走っていると、バナナ号を見つけて、卒園生が手を振ってくれました。運転上手な熊野さんと名コンビでした。

 

 

ばら組

 

ゆり組

 

すみれ組

 

すみれ組さんが手を振ってバナナ号を見送っていました。

 

バナナ号の最終乗車は勿論ゆり組さんでした。

熊野さんに運転してもらい、幼稚園の近くを一周しました。バスの中は大賑わいでした。

2台目バナナ号にさようならの挨拶をして、「3台目のシートの色は何色か」と早くも新しいバナナ号に思いを馳せていました。

 

バナナ号3代目はいよいよお見えします。

また子ども達に慕われるバナナ号となるように、安全・安心をモットーに運行する事ができるようにと願っています。

 

おまけ

ブログにバナナ号1代目とお別れしたと書きましたが、卒園生から「私たちの頃のバスが2代目だった」とご指摘がありました。よく考えてみると1代目は確か2代目より小さく38人乗りでした。2代目は51人乗りだったから、新しいバスは3代目でした。

卒業生の指摘で記憶がよみがえりました。

 

前にも卒業生のお母さんから文字の違いを指摘していただいたこともあり、老いた園長を支えてくれる人たちがたくさんいることに勇気づけられています。これからも見えない読者に支えられていることを感謝しながら頑張ろうと思います。

子どもが学んでいること

砂場の近くで穴掘りが始まり、毎日穴が深くなっています。穴の中から大小さまざまな石がでてきたのをバケツに集めていました。砂場に木を置いてシーソーをしていた子達が、石が入ったバケツをシーソーの上に乗せました。

シーソーのもう一方には土から出てきた大きい石を乗せました。シーソーはバケツの重さでビクとも動きません。

 

シーソーに石とバケツをのせて重さのバランスをとっていますが、中々同じ重さになりません。バケツの中の石を出して、大きい石の反対側に乗せて同じ重さになるように、何回も乗せたりおろしたりをしていました。(こんな遊びが展開するって面白い!)

 

土の山の中にトンネルを掘っています。シャベルを立て、上からシャベルを叩いて穴を深く掘っています。

 

トンネルは横穴なので、棒を差し込んだリ、シャベルをドリルのように回しながら入れたりしていました。

 

最後は双方から手を突っ込んでトンネルを開通させていました。

 

2個のトンネルにホースを通し完成、女の子達が歓声を上げました。(中々の粘り強い女の子達でした。)

 

ビールケースと脚立を使って、雨どいに傾斜を作ってどんぐりを転がし容器に落とす仕掛けを考えました。どんぐりが丸いと転がりやすく、細長いどんぐりは途中で止まることを見つけ、丸いどんぐりは落ちるスピードが速いので容器の中に入りにくく何回も容器の場所を変えていました。(自分が納得するまで繰り返すのは遊びだから)

 

雨どいと竹筒を組み合わせ、どんぐりが上から下の雨どいに転がる仕掛けを考えていました。

 

どんぐりが竹筒を転がって雨どいに転がる前に、落ちないように止める仕掛けをしていました。(段差作り、止めのために木片をいろいろ組み合わせているってすごい!)



子どもたちは遊びながら、さまざまな体験を積み重ね、新たな遊びを展開していることを見ることができます。

保育者は子どもの遊びに必要な環境構成をしながら、子どもの育ちを見守っています。