二日間かけて延べ40人の人たちによる、幼稚園の引っ越しでした。
二日間かけて延べ40人の人たちによる、幼稚園の引っ越しでした。
ゆり組が遊んだホールの壁に自分の名前を残しました。
すみれ組のお部屋に自画像を描いて残しました。
ばら組も自分の顔を描きました。
園舎に思い出を残す子どもたち その姿を見ながら、園舎とのお別れを実感し、ここで過ごした28年間を思い出している園長です。
28年前に新米園長に赴任し、それから保育に夢を託して毎年改築、増築をした園舎への思いはひとしおです。荷物がまとめられると、その骨組みが見えてきたようですが、たくさんの子どもたちと、先生と過ごした日々が走馬灯のように蘇り、しばしタイムスリップした時間を惜しんでいます。
いよいよ明日は卒園式です。自主当園のために卒園生は10人お休みですから、みんなで別れを惜しむことっができません。朝から仮園舎に引っ越す手伝いをして、前日の緊張感や寂しさを忘れて、働く子どもたちの姿があちこちに見られます。
幼稚園のあちこちに荷物が山済みです。卒園式の準備と同時進行です。
三月に入りました。幼稚園は引っ越し、卒園式、コロナウイルスの対応で大変な状況で、先生たちは限界に近い働き方をしています。
この状況を乗り切れたら、これから後、多少のことにびくともしないと、いいながら頑張っている先生に、ただただ頭が下がる思いの園長です。
そんな中のひな祭り、段飾りはできませんでしたが、各クラスにお雛様が飾られ、
忙しい気持ちがほっこりしました。
すみれ組
ばら組
たんぽぽさんも木目込み人形のようなお雛様を作りました。
私のバタバタした思いとは違い、自然界はゆっくり春の準備をしています。
ゆり組さんは「桜の花びら降るころはランドセルの1年生」と歌いながら巣立ちの準備です。
コロナウイルスの不安の中で揺れ動いている私には、どんな状況もそのまま受け入れ、生活している子どもたちが逞しく見えます。
幼稚園のピアノを2台を仮園舎に引っ越してもらうことにしました。
子どもたちは自分のお部屋にあるピアノを運ぶ出す様子をじっと見ていました。
ピアノとしばらくの間お別れです。
新しい園舎にピアノが運ばれました。
早く、みんなで歌を歌ったり、リズムをしたいなぁと思います。